網膜色素変性症は、夜間にものが見えにくくなる、周囲のものが見えなくなる視野狭窄、視力が徐々に低下していくなどの症状を引き起こす、遺伝が原因の病気です。現在は明確な治療法、および予防法は発見されておらず、自覚症状の少ない病気です。このため、病気の初期の段階で発見することは難しく、時間の経過とともに、病気の発見に至るケースがほとんどです。
車の運転をしていて、周囲が見えにくくなる、目でボールや移動しているものを追いかけにくくなる、などの自覚症状によって、病気であることを認識するケースがあります。病気自体は、遺伝によって引き起こされることが知られていますが、必ずしも両親が網膜色素変性症だからといって、子供に遺伝するとは限りません。また、統計学的には数千人に一人の割合で発病することが知られていますが、症状の進行や失明まで至るかどうかは、個人差があり、比較的高齢でもほとんど健康を保っていたり、病状の進行が緩やかであったりと、詳しいメカニズムはいまだに分かっていない部分があります。これは、原因因子となる遺伝子自体が現在だけでも40種類以上発見されており、さらに多くの要因があると考えられています。
網膜色素変性症 名医